「アフタースクール」

この監督の映画は初めて見た。
オットからの指令は「予備知識なしで見に行け」というものだったから、誰が出ているのか、どういう映画なのかあらすじも全く読まずに映画館の席についた。

結果、上手い具合に騙されて、「ああ、面白かった」というもの。でも、つかみは完璧だった。

ファーストシーンの学校の靴箱の前、
高校生の木村少年から今の木村(堺雅人)に移る瞬間、あまりの鮮やかさに涙がでそうになった。役者に負う部分が多い(木村少年が似ているのだ、堺に)が、この切り取りは最高。温かさに満ちていた。だからころっと騙された。