黄金週間の終わりに「JSA」を見る

今日で黄金週間も終わり。
どこへも行かず、何もせずに終わらせた!
ある意味、すごいと自分を褒めたい。

たとえば
ここが日本じゃなく、南国のビーチだとすると、
一日中、海を見て過ごしたといういうことになる。
すごいことじゃないか!
ということ。
強引すぎるか。


今朝、「JSA」を見た。
昨夜wowowで録画したもの。
すでに何度も見ているのに、ラストショットにはパブロフの犬のように滂沱の涙がでる。一気に吐き出すみたいに。
最後の最後でこらえきれなくなり、吐き出さずににはいられなくなる状態。
最初にオジョンピルの笑顔、それからカメラが右にパンしてウジン、
左にパンしソンシク、それからカメラが引いて、スヒョクの手から上半身へ、
そして4人が1ショットにおさまる。完璧だ!!!
この映画の製作者、ライターはこのラストシーンを最初に考えたに違いないと確信している。

映画は板門店の共同警備区域(Joint Security Area)でおきた発砲事件の真相を中立国から派遣されたソフィー・チャン少佐(イ・ヨンエ)が解明していくというものだが、3部構成になっていて、1部でチャン少佐が真相の謎の解明にむけて捜査を始め、2部で事件の8ヶ月前の回想になり、ジョンピル(北)、スヒョク(南)の出会いと友情、3部で事件の真相が明らかになるというように時間の流れの構成もうまいのだ。すべての真相が明らかになった後、そこからがまたこの映画の素晴らしいところ。チャン少佐のもらした何気ない一言がスヒョクを追い込んでしまう。所詮チャン少佐も傍観者でしかないという事実を突きつけてくる。そして、そしてラストショットへと!

ああ、毎回見るたびに興奮してしまう。
なぜかって、私がイ・ビョンホン(スヒョク)のファンだから!