「オールイン」終わったー。

美しき日々」ほどのめりこまなかったが、イ・ビョンホン(イナ)の演技の上手さを確認する上では最高に満足。このドラマ、ラブストーリーというより、男のドラマというか、友情の話だったな。イ・ビョンホンがあまりにもラブシーンが上手いんで、ついついラブストーリーがメインだと勘違いしてしまったのが、楽しめなかった原因か?
大人になってからのソン・ヘギョ(スヨン)の描き方が、シスターからディーラーってのも唐突だし、いきなりチョンウォンのところで働くのもなぁ、で、なんか気持ちついていかなかったってこともある。


なんか、オールインの総括っぽくなったが。
前半2回の少年時代はよかったなぁ。イナ、チョンウォン、スヨン、それにイナの仲間の悪がきたち。いきがってみたり、わざと悪ぶってみたり、そんな仲間同士の友情が、ものすごく濃密に描かれていた。そんななかでもスヨンへ惹かれていくイナの恋心うまーくでてたんだよね。ハン・ジミンちゃん(スヨン)可愛かったな。
イナが7年の刑期を終えて出所してきてからは、もう怒涛の展開だったからね。いきなりカジノでピットボスなるものに出世して、スヨンとは再会してラブラブになるも、もちろんその幸せが長くは続くはずも無く、イナとチョングは殺人者の汚名を着せられ、アメリカに密航。あーー、そんなこんなで、と、途中省略ですが、何がいいたいかというと、そうそう、男同士の友情ってところに絞ると。


*少年時代の悪がき仲間との友情、そしてチョンウォンとの出会い
*刑務所で生涯の友チョングと出あったこと、アメリカで苦労したけど、二人の間は固い友情で結ばれていったよな。
*韓国に戻ってきた後の、テジュンたち仲間との再会。テジュン、いいやつだった。テジュンが地道に捜査してきたから、イナとチョングの罪は濡れ衣だったってことがわかったんだから。
*テスはずーっと敵役だったが、チョンエを間にこれから新たな展開を見せるかた思った直後に残念なことに。
*そして最後の締めはやっぱり、チョンウォンとの対決


チョンウォンとのやりとりが最終回の見せ場だった、と思う。


イナとチョングは濡れ衣を晴らしたが、チョンウォンの父親とスンググが逮捕され、怒ったチョンウォンがお前のせいだ!とイナのところに怒鳴り込んでくるが、そのシーンのイナのかっこよかったこと。スカッとしたよ。
「お前の父さんとヤン・スンググが俺にどんな酷い事をしたか知らないとは言わせないぞ。俺を泥沼に落としいれ、殺そうとまでした人間から自分の身を守って何が悪いんだ。俺にはお前が大げさに騒いでいるとしか思えない。かすり傷のくせして、全身痣だらけの俺に痛みを訴えてるようなもんだろ。帰れ!」いい、セリフだなー。


そんなチョンウォンでも、イナにとっては友達。友達だから憎まない。イナの態度は徹底している。


入札に参加しなかったイナをまたもや責めにくるチョンウォン。懲りない奴だが、そのチョンウォンにイナは
「どうしてこうなってしまったんだ。こんなふうに二人でいがみあって何になる。チョンウォン、俺たち友達だろ?○○組と喧嘩したとき一緒に闘ったくれた友達だ。テジに仕返ししようと組事務所に一緒に火をつけにいった友達だ。刑務所の面会日、お前は俺に会いにきて、何も言わずに、ただ泣いていた。いつから何故こうなったのか分からないが、お前は俺の友達だ」はー、ここも、ため息が出るほど、カッコイイ。
が、が、それだけじゃない!!!!
その後がもっといいのだ。(もう、自分のボキャブラリーの貧困さに嫌気がさすが)


「最後の入札にお前が勝つことを願っているよ」と去っていくイナの背中に


「イナヤー」とチョンウォンが・・・・。
昔に戻った呼び方で声をかける。。。。。(ここは絶対に副音声でどうぞ)


それを聞いたイナ(イ・ビョンホン)の一瞬のうれしそうで、満足気な表情。
やっぱり俺は正しかったとでもいうような表情にまたしてもやられました。