「ドクターズ」、最終回。

驚かされるのはいつものことだが。
ブルータス。
がっかりしたのかといわれれば、そうではなく、面白かったんだけど。。

1)驚かされたあげく、そのまま、途方にくれてしまった。
2)日本語が変だが、ようは、びっくりして口をあんぐりあけたままの視聴者を残して終幕。
3)で、またそれを言い換えると、「えっ、それで終わり」


韓ドラファン歴の浅い私が言うのもなんだが、こういうラスト展開のドラマが多いと思う。こういう、というのは、「このラスト、もっと引っ張れるのにぃーーーー、ここで終わっちゃうの?」というラスト。「もっと最後までちゃんと見せてぇーーー」「あと10分でいいからぁーーー」っていうラスト。


「ドクターズ」(原題は医家兄弟)、心臓移植とか脳死判定とかそんなに古い話ではないのに何故か昔の匂いがプンプンするドラマだったな。1996年?
チャン・ドンゴンは今より少しぷっくりしていて、ニヒル(死語?)な野心家の外科医の役で、チャングムの誓いでは溌溂(これも死語?)としたチャングムを演じているイ・ヨンエが化粧ばっちりに内科医役。で、この二人は恋人。最初は「白い巨塔」かと思ったが、実は原題の医家兄弟どおり、血は繋がっていないが兄弟の医者の葛藤の話。チャン・ドンゴンの演じたスヒョンのお兄さんを演じていたのがソン・チャンミン。ソン・チャンミンシ、いい役者だった。イ・ビョンホンがでていた「風の息子」というドラマで野心家では政界に進出するのに手段を選ばずって役をやっていてすごく気になっていたが(誠実そうな顔をしているが、この人本当は何を考えているか分からないよなっていう演技が上手かった!!)、ドクターズでは人柄もいい正義感あふれる医者の役で(本当に全身いい人って感じで)、役によって全く違った顔なんだ。


この韓流ブームで新作ばかりでなくこうやって古いドラマも見ることができるのは嬉しい限り。