「ありえねえー」。

今年は「カンフーハッスル」で幕開けじゃ、と家族で映画館へ。


笑いは「少林サッカー」の50%downで、グロ(リアル)度50%UP、満足度30%downってところだろうか。豚小屋砦の大家夫婦キャラがインパクトありすぎで、チャウ・シンチーは今回かなり控えめ。なんで満足度が低いかと自分を分析すると、誰が何のために誰のために何と闘うのかっていうのが曖昧だってところかな。チャウ・シンチーのキャラは本当はいいやつで人は殺せないチンピラなんだが、悪の斧頭会の手下になってその手先として働きつつ自分のカンフーの才能に目覚め殺し屋火雲邪神と決闘するっていうのがストーリーなんだが、闘いの目的は何かというところが、前半と後半では違ってないか?前半は世の中を仕切っていた悪の斧頭会が相手だったが、後半はカンフー合戦だから、もう相手や目的なんてどうでもいいのねカンフーハッスルだからと思って納得したけど。だから、どんなに「ありえねえー」ってシーンが続いても、カタルシスがないんだ。。。前半の豚小屋砦に3人の野にくだったカンフーマスターがいたってところはかなり感動。それに、ぺろぺろキャンディーの少女との再会シーンではあろうことか涙まで流してしまった。短いシーンだったのに。こ汚いチンピラだったけど、チャウ・シンチー、うつむいた前髪の隙間から見える目がいいわ。