*[セリフ]「白夜」第7話
「白夜」はテッヒョン(チェ・ミンス)とヨンジュン(イ・ジョンジェ)の二人の会話が渋い。テッヒョンは北朝鮮のバリバリの特殊工作員でスナイパーでもあるが、ヨンジュンは語学が堪能でプレイボーイのキャラでおよそ工作員とはかけはなれた存在。ただ、北朝鮮の偉い人(まだ名前が覚えられない)の娘ソンシムの自殺未遂を助けた理由で、その父親が彼の行動を監視するため、テッヒョンにくっつけられている。テッヒョンとヨンジュンの二人がまるで対照的だからこういう会話もなりたつのかもしれない。これからのテッヒョンとアナスターシヤの愛とヨンジュンとソンシムの愛にかぶるような会話だと思う。
湖の岸辺で焚き火にあたりながら、ヨンジュンがテッヒョンに尋ねる。
「女を愛したことは?根っからの人間嫌い?」
それに対するテッヒョンの答えは。
寒い冬の夜、2匹のハリネズミが寒さに凍えて互いに寄り添った
だがすぐ離れた、針が刺さるから
離れれば寒く、触れれば痛む
一晩中 天国と地獄さ
そのうち
傷つかない距離に収まった
これ以上 傷つくのはごめんだ
ヨンジュンが続ける
正反対だな、僕は違う
僕なら
針に心臓を貫かれても
愛する人を抱いて
体温を感じたい
凍え死ぬよりいい
私はヨンジュンに1票投じます。