最終回

終わりました。
想像通りといえば想像通りの終わり。
悲しい終わりだが、意外にもすがすがしさが残るのは、
このドラマが実は自立を描いていたからなのかも。
ロマンチックなセリフの中に、ヨンシムの自立が垣間見れるから。


この間の夏、うだるような暑さの昼に
ある男に出会えたの、その男に会って以来
よく眠れなくて、食欲もなくて、頭も痛くなるし
彼のことを考えるたび 心臓が溶けそうだった
あの暑い暑い夏 季節が変わっても
去らずに 私の心の中に 巣を作ったのかも
その暑さが強烈すぎて 
目は眩むし 心も麻痺してしまった 良心も溶けた
だから
子供たちも 夫も 目に入らなくなって 母さんも見えない
あげくの果て 許されない母親になったけど
みんなに浮気女だと後ろ指さされても
私は 今の私が とっても好きなの
誰かの何々ではなく ここにいる私は
ただの オ ヨンシムだから
これで私も
誰かの大切な何かになれた気がする


ジファンの後ろ姿に入るナレーションにも


あなた 待つのはやめて
私 今のままが気に入っているの
彼が逝ってしまっても 私は戻らないわ
あなたが嫌いなのでも
彼を忘れないのでもない
私の心が
そう望んでいるからなの



後戻りは嫌なの
かすみを食べる毎日でも
自分の力で生きていく


あえて言えば、もっとアボジには活躍してもらいたかったし、
義母や小姑にはもっと地団駄ふんでもらいたかったな。