マイ・ブラザー(ウリ・ヒョン)

ファーストシーンからラストをそれとなく分らせるようなスタートで、
うう、これは覚悟してみなきゃなぁなと妙な決意をして観賞。


もちろん泣きましたわ。丁寧に、丁寧に、兄弟に気持に寄り添ってるからね。
シン・ハギュンは相変わらず上手い。高校生役も不思議と違和感なかったな。
もう31歳?「JSA」「復讐者に憐れみを」「ナイスガイ」、そんなに見ているわけではないが、どれもみんな違う人に見える。ウォンビンも頑張っていたと思うが、ハギュンのファンなのでどうしてもハギュン中心に見てしまったよ。


映画は、
もっと突っ込んで描くところとさらりと流すところのバランスを変えるとか、高校時代のエピソードをもう少し短くして、後半に時間を割くとよかったのかもと生意気に思うが、ラストの悲劇の後に弟ジョンヒョンに「兄さんのように世界を愛せるだろうか」と言わせる爽快感にまでもってきたのには正直ビックリした。これは監督の力技なのか、強引というわけではないのに、自分の気持がジョンヒョンに寄り添ってしまったのに驚いたな。