サムスンスペシャル

キム・サムスンスペシャルを見て印象に残ったのがダイエットの相談にのっている漢方医の女性の言葉。

「最終的に望んでいるのは脂肪が落ちることではなく周りから見とめられる存在になることです。だから患者さんに、サムスンがスマートになったら、もしくはもっと太ったらどうかと聞くんです。すると、太ってもやせても今と変わらず堂々としていると思うと答えます。そこが核心です。」


「痩せないと周りから認められないからという思いがサムスンにはないから何度ダイエットに失敗しても大して気にしないでしょ」


「あの堂々とした態度はどこからくるのかしら。私は彼女とは反対に自分を良く見せたいという願望があります。自分の意見をいうよりも相手の話に合わせたり、他人に認められたくて無理していたと思うし、戸惑いもするし、彼女がうらやましくて自分の20代、30代が腹立たしくもありますね。」


その漢方医の女性が望んだサムスンのラストは


サムスンが自分の人生を切り開いていく終わり方


サムスンがヒットした理由はいろいろあるんだろう。
等身大の主人公だから。リアルだから。言いたくても言えなかったことをサムスンが代弁してくれるから。夢もあるけど、現実的にもなれる主人公に共感するから、などなど。


堂々としているから。だと私も思う。周りから認められたい、自分を良く見せたいという願望がないから堂々としていられる。そういうサムスンにすこしでも近づきたいと思うから。そういうことに気づかせてくれたのがサムスンだから。


ドラマのエンディングはまさにサムスンらしい終わり方だったと思う。


私が今すべきことは
一生懸命ケーキを焼いて
愛すること
今日が最後の日のように
傷ついたことがないように
私、キム・サムスンを愛すること


サムスンサムスンを愛するかぎり、わがサムスンは不滅。