「ジェッディン・デデン Ceddin Deden」
風呂で娘が歌っていた。
「でっでででーん、でっでっででででーん」
「おぅ、それ聞いたことある」
「でっでででーん、でっでっででででーん、てぃららてぃらら・・・」
「てぃらてぃららん」
「この曲わしも知ってる、わしの好きなドラマでかかっていた曲じゃ」
「これ、今度合奏するんだ、音楽の時間に」
「向田邦子っていう脚本家が書いたすんげぇドラマの曲だ」
「おかあ、楽器は何がいいかな、ピアノのメロディー、ピアノの和音、ピアノのバス、それと木琴と
なんちゃらかんちゃら」
「阿修羅のごとく、だったかなあ」
とまるでかみ合わない会話のあとに、曲名をきいた。
すごい印象的な音楽で耳に残るのだが、曲名は知らなかった。
「ジェッディン・デデン」
「はあ?」
何度聞いても頭に入ってこないからお風呂の鏡に書かせた。
「ジェッディン・デデン」
すっごく疑り深い母親は風呂上りにググれと命令。
正しかった。
「ジェッディン・デデン」、向田邦子の阿修羅のごとくの音楽だった。
トルコの軍隊音楽だそうだ。
YouTubeで聞くことができた。
http://www.youtube.com/results?search_query=Ceddin+Deden&search=
しかもいろんなヴァージョンで。
しかし、音楽の先生の選曲って、どうなの。
阿修羅のごとくはねえ、ちょっと子どもには刺激が強すぎるよね。
大人のドラマだからね。