「イルマーレ」


登山の筋肉痛もやっと治まりました。


久しぶりのDVDはアメリカ版のイルマーレ
キアヌとサンドラ。



何が韓国版と決定的に違うかというと、この二人には「時空を超えて」という感じがまったくしません。2004年と2006年、2年の違う「時」を生きている二人の「もどかしさ」がまったく伝わってきません。ちょっとした遠距離恋愛にしか感じられません。
これ致命的だと思うのですが。


そういうわけで映画に集中できなかったの。


これ原題が「The Lake House」「湖の家」です。
映画の中ではキアヌの父親(建築家)がまだ駆け出しのころに母親のために建てた家という設定になっています。
それで思い出したのは、建築家のル・コルビュジェが両親のために湖畔に建てた「小さな家」

小さな家―1923

小さな家―1923

愛する人のために建てた湖の家。
映画とは関係ないけれど、そんなところに胸が詰まってしょうがない。


キアヌと父親、サンドラと母親のエピソードはなかなか面白かったが、何故親子関係にこだわって描くのかわからない。それにそのエピソードがそんなに上手く生かされているとは思えず、そういうわけで、キアヌとサンドラのラブストーリーにはまったく感情が動かずじまい。


韓国版のジョンジェに早く会いたいわ。