電子ピアノが壊れたら


電子ピアノが壊れました。
「シ」の音がでなくなり、鍵盤が下がったまま戻らなくなりました。
もう5年もたっているし、そういうこともあるのかな、と修理の申し込みをしました。
文句をいいながらもまだまだピアノのおけいこを続けている娘のために。
(その娘ですが、最近ギターに興味を持ちはじめてからピアノを習っていたことをありがたく思っているらしい。いいことだ)


で、修理センターの方から電話がありました。
ものすごく詳しく型番とかを聞かれるのでちょっとうっとおしくなったんですが、まあそこは何度が調べてお答えしました。当日は修理にきてくださる方からまたお電話があり、そのときもまたいろいろと質問されました。


でも、質問にはちゃんと理由があったんですね。
修理に来てくださった方が説明してくださいました。
2002年度に出荷したもので、我が家で購入した型番は鍵盤の強度が当時はまだそれほど強くなかったそうです。この製品の場合、今度のように「シ」の音を直しても、次はまたどっかの音が同じ状態になってしまう可能性があるとのこと。それで、この型番の我が家のような状態の場合は鍵盤をそっくり無料で交換することになっているそうです。


ほおーーー。やったー。
単純なので、「無料」にとっても反応してしまいました。
うれしゅうございます。


鍵盤がとっぱらわれ、

新しい鍵盤と交換されました。


新しい鍵盤は強度を改善した鍵盤です。


冷静になって考えてみたら、
「無料」というのはもちろんうれしいことではあるのですが、
それよりも、
この企業の製品に対する愛情と、
製品のメンテナンスに対する気持ちにとっても感動しました。
企業はこうあって欲しい、ずっとこの気持ちを持ち続けていて欲しいなあ、
とちょっと生意気ながら企業の不祥事が多いなかそんなことを思いましたね。