夏物語

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思い起こせばイ・ビョンホンに落ちていた時期もあったのに、
まるで憑き物が落ちたように冷静に鑑賞しました。
あまり期待もせずに見始めたのが、後半、しかも残り3分の1のところから映画のトーンががらっと変わります。それからは怒涛の展開、切なさモードも全開に。気がつけば号泣。
それはもっぱらスエによるところもあり、取調室から駅での別れのシーンまではスエから目が離せませんでした。地味な女優さんですが、シム・ウナの後をつぐのはスエではないかと思います。

後半は当時の韓国の政治情勢がかなりかかわってきます。残念なのは前半にもっともっとその伏線を張っておけば後半の緊迫感にさらに社会性を持たせることができたではないかというところ。
単なるメロドラマに終わったしまったのが残念。