熱帯夜はスカダーとともに
職場で翻訳者の田口俊樹さんのインタビューの載っている小冊子を発見。
インタビューのテーマは「日本語を磨く方法」
で、田口さんはのお答えは
それは、とにかく 書くことでしか解決できない。
と。
なるほど。
実は、私は田口さんの訳文がとても好きである。
かれこれ20年近くも新刊が出ると読み続けているローレンス・ブロックの「マット・スカダー」シリーズの訳者なのだ。
私にとって、スカダーシリーズはというと、
「私が最初に出会ったころのスカダーはまだアル中で、時々AAミーティングには参加してるようだが、まだ断酒できずにいたんだよ。時々、そうだね、探偵の仕事をしてるようだったよ。。。」
という具合に、
まるでアパートの隣人か、時々AAミーティングで会ったメンバーの一人になったように彼について話ができるとかもしれない。2,3年に一度あって近況を確かめ合う友人のような、というといいすぎかもしれないが。
そういえば、最近は
お会いしてませんね。スカダーさん?
というわけで、
今年の猛暑は
スカダーシリーズを
再放送
することにしました。
今度は時系列で読みます。(日本での出版は前後してるから)
「過去からの弔鐘」
から始まります。