てきや修行

今日は地元の八幡様のお祭り。
屋台がいっぱいでてるよー。
イカ焼き、たこ焼き、焼きそば、チョコバナナ、かるめ焼き、わたあめ、おでん、じゃがバター、そしてラムネ。もちろん、食べるもんばかりじゃなくて、スーパーボール、金魚すくい、おめん、風船もあるし。うちの娘#1は歩き始めた頃から毎年きてるんだけど。。。


が、今年は違った。


娘#1とその友達のふたりは、まずは定番のたこ焼きから入り、のどが渇いたと、ラムネを買ってきた。そのラムネ、なんと限定メロン味ラムネとのこと。ためしに飲んでみたが、ただ不味いだけ。普通のラムネがいいよという母親ふたりに、「大人にはわかんないよ」とくそ生意気な返答。はー、そうですかぁ。


ラムネを一気飲みしたやつらはラムネのビンを返しに屋台に走っていった。
が、が、が、
いつまでたっても戻ってこなーい。


ちと心配になった親二人がラムネの屋台に行ってみれば・・・・・
そこで、まめまめしく店番(屋台番)している娘ども二人の姿。
商品説明から(なんと、ラムネはメロン味だけじゃなかった。そこにはピンクのピーチ味とブルーのブルーハワイ味、そして普通のラムネが。二人は最後のメロン味をゲットしたらしい。いつのまにかラムネもヴァラエティ豊かになったもんだ)祭りのお客の注文を聞き、お金をもらい、空いたビンは回収し、水の中のラムネを綺麗に並べて、と、まあ、それなりに働いているもんだ。
しかも、売れる、売れる。ものすごい勢いでラムネが売れていく。娘二人にてきやの兄ちゃんの三人はフル稼働。かしましい、娘二人に時々指示されるてきやの兄ちゃん。よおおおく見ると、なかなかいい男。どうやら、娘ふたりの好みと見た。なかなかいい趣味じゃー。


親二人は柱の陰から(どこの柱じゃー)それを観察。まあ、迷惑にはなっていないみたいだし、それなりに役にはたっているようだから、そのまま傍観を決め込む。


客足が一段落したところで、兄ちゃん、ビールを買いに行くといって、娘らにおつりの小銭わたしてどこぞへ行ってしまった。いいのかーーーー。やつら二人をおいて。おつりの計算、怪しいぞ。二人とも。二人の学習能力は親ふたりがよーーーく知っているのだ。1000円くらいなら大丈夫としても、5000円や10000円だされたらどうする?それに一人で3本とか4本とか買うって言われたら、どうする!掛け算できるよなぁー。と不安になる親二人。


そんな心配をよそに、客をさばく二人。が、が、が、ラムネのビンが開けられない。それは兄ちゃんの仕事だからね。二人の力じゃ、まだ、開けられない。。。。
そこへ兄ちゃん戻ってきた。。。よかった。



時間がたつにつれ、この3人の動き、連携プレーもなかなか様になってきた。もう風景にも馴染んでたね。どこからみて、兄ちゃんの娘か兄妹だね。うちでもこんくらいまめまめしく働いてくれたらねぇー。っていうか、早く、親を食わせてくれってって、マジで思ったよ。なんか将来に希望が見えた。私の将来だけど。いいなあ、娘に食わせてもらうのって。


10時になって、祭りも終わり。二人のバイト代は、チョコバナナとイカ焼きとラムネだった。兄ちゃんありがとう!お金つかわせて悪かったね。
兄ちゃん、来週は下高井戸のお祭りにだすのって聞いたら、来週はかたぎの仕事にもどりますって。


ありがとう!子供たちにいい思い出ができたよ。