オールドボーイ「올드보이」見ました

感想じゃないかもしれないが。(ネタバレになるのはいやだから)


タランティーノは絶賛するだろうな。
タランティーノの初期の「レザボアドッグス」と見終わったあとの感覚が似ているのだ。
「レザボアドッグス」をみた当時、すごく新鮮だった。
黒いスーツできめた4人の男がスクリーンの右から歩いてくるシーンを見たときに、鳥肌がたったのだ。その後、カフェでマドンナの歌の歌詞についてえんえんと話すシーンが続く。


で、オールドボーイはというと。オープニング、ビルの屋上でオ・デスが自殺をしようとしている男のネクタイを掴んでいるシーンから、15年前に時間がさかのぼる。酔っ払ったオ・デスのシーンがえんえん続くのだ。


ストーリーの緩急のつけ方、アクションシーンの演出(オ・デスがトンカチひとつでちんぴらどもをばったばったとなぎ倒していくシーンをロングショットで1フレームで見せるところは感動)といい、同じ匂い。


で、いまどきの私はというと、


確かにストーリーの展開といい、謎解きの具合も、役者の演技も、いい。面白いのだが、ドキドキ、しなかった。中盤くらいからオチが見えてきたというのもあるが。演出の作為も気になった。そして、基本的に感情移入型の私は、今回かなり客観的だった。
唯一涙したシーンがウジン(ユ・ジテ)のシーンだったのだから。


JSA」の感動はなかった。オールドボーイには。


なんて感想なんだ・・・