2007-01-29 残虐記(桐野夏生) 読んだ本 つい引き寄せられるように読んでしまうのが桐野夏生の本。 後味悪くて、どんよりするのがわかっているのに。 小学校4年生の時に鉄工所の工員に拉致され1年あまりをその男の部屋に監禁された少女の話。 残虐記作者: 桐野夏生出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/02/27メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (88件) を見る 自分を性的な人間だとして、傷と対峙するために、というよりも、傷により深く沈むために紡ぐ性的な妄想に嫌悪感も違和感もない。むしろそれが当然にように感じてしまう。