「朱蒙 〜68話」


このドラマも佳境に入ってきた。
実はしばらくハードに録画したまま放置していたのだが、韓国で最終回の放映があったのをセクションTVで知り、このままだとKNTVの放送も終わっちまうじゃないか、このままじゃいかんと、先週は朱蒙週間にすると決め、一気に10話くらいを見倒した。


面白いわ、どきどきするわ、悲しみにうちひしがれるわ、と感情も大忙しだが、見始めるとはまるはまる。今KNTVで一番はまっている。


しかし、週に2話放映で81話。
考えただけでもそのハードさが窺える。
脚本も役者も裏方もエキストラも。
ソン・イルグク、主役だから当然だが、出ずっぱりでよく体力が持っているものだと思う。
しかも彼の乗馬シーン絵になるくらい美しくて、片手で手綱をもって前屈みで疾走しているシーンなんぞは口を開けてみてしまうくらいかっこいい。どんなに大群の中にいても馬上のイルグクを探せる自信がある。


ソン・イルグクもそうだが、役者がみんなうまい。
67話では金蛙のチョン・グァンリョルと柳花のオ・ヨンスの演技に見入ってしまった。
愛する人を自分の手で殺してしまったあとに、「いや違うんだ、これは違う、逝かないでくれ」と号泣する金蛙と「可哀そうな方」といって金蛙の腕の中で息絶える柳花。
このふたりにこんな最後を作るんかい、と脚本家に惚れてしまった。それをこれだけの演技力で演じきるふたりも凄い。


つっこみどころ満載の韓国ドラマだが、演じる役者がうまいから、どんなにありえないと思ってもその演技につい引き込まれてしまうのが韓ドラの魅力なのだと思う。


のこり13話。