「バッテリーⅥ」
- 作者: あさのあつこ,佐藤真紀子
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2007/04/05
- メディア: 文庫
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ついに最終話まで到達。
文庫化されると買い足してきたので、やっとⅥに。
ⅤからⅥまで少し間隔があいたが、読み始めるとすぐにバッテリーの世界に引きずり込まれる。
ラストの巧と門脇のシーンは本だということを忘れるほど、息を呑んでいた。
あさのさんの本、特にバッテリーは、巧や豪の声が耳元で聞こえるような錯覚に陥る。
すぐそこで、私の前に豪や巧や瑞垣がいるような錯覚に。
風景の描写が上手いのもいい。小説のなかのその日の気温を肌で感じるような感覚。
後半は海音寺や瑞垣、脇の人物が深く描きこまれていてそのキャラクターがまたすごく活きている。
映画はまだ見る気にならないが、きっといいのだろうと思う。