「シングルス」「シンソッキ・ブルース」「オー!マイDJ」

正月休みの9連休にラストスパートをかけて見た韓国映画3本。


「シングルス」
イ・ボムス目当てでレンタル。
「外科医ボン・ダルヒ」のアン・ジュングン先生に出会って以来気になってしょうがない。
この映画は日本のドラマ「29歳のクリスマス」のリメイクとのこと。うっすらとした記憶しかありませんが、イ・ボムスは柳葉敏郎の役のよう。恋愛、仕事、結婚と微妙に揺れる29歳という年齢の心を揺れをたぶん上手に描いていると思うのだが、なにせ29才がはるか昔となった今の私には何の感慨もありません。どうも仕事にも恋愛に関してもいまひとつキュンキュンするものが感じられません。どっちに対しても主人公たちの向き合い方があっさりしすぎているんだよなあ。何だが言葉だけで言われてもってな感じです。


「オー!マイDJ」
これにもイ・ボムスでてます。主役です。
とってもキュートで愛すべき作品でした。


目が不自由だけれど明るく自立した女性を演じているイ・ウンジュのほうがどうしても強く印象に残ってしまいます。彼女が自殺したのももう2年前になるんですね。けなげではかなげな感じも、意志が強く自立した女性も、役によってどこまでも変化できる女優さんだったと思います。彼女の映画を見るたびにこんなことを思うんだろうなあと、こんな感想しかでてきませんね。


「シンソッキ・ブルース」

同姓同名の傲慢なエリート弁護士と善良だけど貧乏な弁護士の入れ替わりコメディ、のはずだったとは思うのだが、どうもなにもかも中途半端で、なんのひねりもなく、入れ替わる必要があったのかどうかさえも疑問に思える失敗作だったのじゃあないかと思います。イ・ソンジェがブサイクで貧乏なほうの弁護士シン・ソッキを怪演熱演しているのに努力が報われていないのが無念。