「PROMISE」 無極

かなりビミョー。そして笑えた。
あまりの荒唐無稽ぶりに、そして能天気ぶりに。それから、ストーリーの淡白さと無駄なワイヤーアクションに。

だからといって決して嫌いな映画じゃなくて、余韻もしっかり残るのが不思議。
じゃあ、何で見に行ったのかというと、
前作の「北京バイオリン」では親子の情に泣かされ、子供の複雑な心境をとっても細やかに撮っていたチェン・カイコー監督に惚れていたからで、しかも日本一セクシーな俳優だと思っている真田広之が出ているからで、それに顔や手が美しいチャン・ドンゴンだからで、まあどこまでもミーハーな理由でしかないのだが。

真田広之は俗物でエロい将軍をちょっと太めの身体で演じきって相変わらずすばらしい。あの美しいチャン・ドンゴンでさえかすんでしまうほどの色気なのだ。チャン・ドンゴンの疾走ぶりは笑ってしまうくらいのCGとワイヤーアクションで、あの美男子ぶりが無駄にさえ思えてしまうのが残念。

テーマは運命は変えられるのかということなのだと思うが、そんなテーマなんかどうでもいいようなチェン・カイコーの大雑把ぶりに感動。