約1k月ここを放置していた。
読んだり、見たりしたものは結構あるのだが

カシオペアの丘で」(上)(下)

カシオペアの丘で(上)
カシオペアの丘で(下)

許したい、許されたいという思いでつまった話だった。
でもなんだか間延びした感。この3分の2でいいのではと思う。
炭鉱事故の話から、真由ちゃんの事件、それにミウさんの話、恵理さん、哲生君、幼馴染みの4人、それぞれを丁寧に描いているからなのだが、果たして全部必要だったの?シュンとミッチョの東京の話が私には余計に思えてしょうがない。なんだかキレイにまとめてしまったようで印象が薄い。私はナイフのような「どうしようもないけど、こうしかできない」みたいなどんくささがいい。


カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男」
カラシニコフ自伝 世界一有名な銃を創った男 (朝日新書 106)

世界の紛争地で必ず使われているAK47自動小銃を設計したカラシニコフの自伝。
スターリンからエリツィンまでのロシア(いやソビエト連邦か)の現代史をカラシニコフを通して見たようだ。意外だったのはスターリンの評価が高くて、ゴルバチョフのことをけちょんけちょんに言っているところ。確かにソビエトを崩壊させたのはゴルバチョフだが。

「八日目の蝉」
八日目の蝉

私はこの人の旅行記がやっぱり好きだ。
ここでは薫の後半のほうがいいと思う。なぜだかのめりこまなかったが、「この子はまだ朝ごはんを食べてないの」には泣けた。