「ラブソングができるまで」

     MUSIC AND LYRICS


ラブソングができるまで 特別版 [DVD]

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ヒュー・グラントのこういう自虐キャラはもう十八番だねえー、と思います。
何のひねりもないけれど、ヒューとドリューで十分な安心感。

「私の男」


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話は現在の腐野花の結婚式からどんどんと過去に遡り、花が9歳で両親を地震で亡くし腐野淳悟に引き取られるところで最後になる。過去に遡っていくせいなのか、それとも私と私の男の関係の終わりのなさなのか、私の男のつかみどころのないせいなのか、終わったと思ってもまた最初に戻っていく感覚から逃れられない。それも息をつめたままで。

「ふたつの恋と砂時計」

なんでこんな邦題なのか、なんで「あしながおじさん」じゃいけないのか、そんなことを思いながら見た。映画を見ればこの邦題になったのもわかるが、どんどん印象がぼけていく感じがする。今となってはなぜこの映画をDISCASの予約リストに載せたのかもわからない。ハ・ジォンがでていたからか?

韓国映画らしい映画といえばそういえるのか。逆に韓国でしか作れない映画なのか。
消えていく記憶と初恋。

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「ぜんぶ、フィデルのせい」

ラストシーン、カメラが俯瞰でアンナをとらえているシーンに涙が止まらなかった。

監督はジュリー・ガブラス(父親はコスタ・ガブラス)。



原作はイタリアの作家ドミティッラ・カラマイの「TUTTA COLPA DI FIDEL」。ジュリー・ガブラスは映画化にあたって原作とは設定を変えているということである。原作ではローマが舞台だったが、映画では舞台をパリに変更して、アジェンデ政権の誕生と崩壊の3年間に設定している。


これがまた絶妙である。アジェンデ政権崩壊直後のチリを舞台にした父コスタ・ガブラスの「ミッシング」をどうしても思い起こさずにはいられない。ピノチェトのクーデター直後のチリで行方不明になった息子を探すためにアメリカからやってきた父親(ジャック・レモン)と息子の嫁(シシー・スペイシク)が息子の死の真実をつきとめていく話だった。ガチガチの保守で息子や嫁の考えを理解しようとはしなかった父親が、だんだんと息子がやろうとしていたことが意味のあることだと理解し、その妻と心を通わせていった。


「ミッシング」では父親が息子や嫁を理解していく過程を描いていたが、この「ぜんぶ、フィデルのせい」は、突然キョーサン主義に目覚めてしまったパパとママに戸惑い、怒り、不満爆発の娘アンナが、何故?どうして?を繰り返しながらアンナなりに考え、変化した大人たちや、変化した環境を抵抗しながらも受け入れていく過程だった。


ひとつひとつのエピソードが上手い。環境の変化に伴い家にやってくるお手伝いさんが変わっていくのだ。最初の大きな家にはキューバ革命で逃げ出してきたキューバ人のおばさんだったが、それがギリシャから亡命したきた女性に代わり、最後はベトナムの女性に代わっていった。彼女らから聞くギリシャ神話やベトナムの蛙の話は、通っているカトリックの小学校では決して教わらないことである。アジェンデ支援活動をしている父のもとへ夜になると支援グループの髭のおじさんたちがやってくる。そんな彼らから「君のお父さんはひとつのオレンジをみんなで分けあおうという考えなんだよ」と富の公平分配について説明される。そういえば冒頭のシーンでは結婚式のテーブルで子どもたちが果物をひとつ丸ごとそれぞれのお皿にのせて、どうやってマナーに沿って美しく食べるかというのをやっていた。アンナはおじさんが分けてくれたオレンジの一房を食べる。それ以上の説明はないのだけれど、このエピソードがアンナの心にどんなさざなみを起こしたんだろうということは想像できる。


パパやママは自分たちの考えを説明してくれるけれど無理にアンナに押し付けたりはしない。アンナは自分で考え、理解していく。大人の理不尽さに怒りながら。でも、大人たちだって、自信満々に自分の考えに沿って行動しているわけじゃない。そんな大人たちの不安や恐れもアンナはちゃんと感じ取っている。そこの描き方が素晴らしいと思う。ラスト近く、1973年9月11日のアジェンデの最後のラジオ放送を聞いている父親の手をそっと握るアンナには号泣させられてしまった。


アジェンデの時代は監督のジュリー・ガブラスにとっても特別な意味のある時代だったのだと思う。
アンナとアンナの父にガブラス親子がどうしても重なってしまってしょうがなかった。
それ以外にも映画をみながら他の映画のことが思い出されてしょうがなかった。


戒厳令下チリ潜入記

や、「イル・ポスティーノ」

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「サンチャゴに雨が降る」

なんやかや。。。。

今年度ベスト1だと思う。まだ2月だけれど。
もう一度みたい。

「ニューハート」


医療ドラマにはつい引き込まれてしまう。
「ER」以来、古くは映画の「メディカルレッスン」(こんな邦題だっけ?)からずっと好きなのだ。


「外科医ボン・ダルヒ」もついつい最後まで一気に見てしまったが、見始めたらとまらなくなるのを覚悟で「ニューハート」にも手を出してしまった。

やっぱり面白い。
このまま見続けてしまうのか。

チョ・ジェヒョンキム・ギドクの「悪い男」の印象が強すぎて、医者の役がいまひとつまだぴんとこないのだがさすがに貫禄がある。そういえばドラマ「ピアノ」では人のいいやくざの役もやっていて、あの父親役はいま思い出しても涙がでてくる。変幻自在なのだ。


それとチソンも忘れちゃならない。

 夫婦は似てくる?

明日から3連休、しかも雪が降るらしい。
そうなったら我が家の3人は揃ってひきこもるのは必至。
じゃあ買い物しておかないと、と思った私。
特にオットが
「お菓子ないの?」
といっつもリビングをうろついてうるさいし。
お菓子ももちろんたくさん買出しした。


ところが、11時前に帰宅のオットも
スーパーの大きな袋を持っている。
お菓子がいっぱい。
休みの間にお菓子がないのは嫌だし、誰も買いに行ってくれないし、
きっと今週末もお菓子ないだろうし、
と思って買い込んできたそうだ。


「なんで買ってくるのよー。私が買ってきたのにぃー」


夫婦が似てくるというより、
ただ単に思考回路が同じなだけなのだけど
まったくばかばかしくて
おかしいし、恥ずかしい。

 アナログ回帰

最近買ってお気に入り化しているもの
その2

ほぼ日手帳

2006年に会社支給で一度使ったことがあったのだが、会社使用としては使い勝手がいまひとつだったこともあり2007年は「Quo Vadis」に乗り換えてしまった。
でも、今年はほぼ日をプライベート使用で使ってみることにした。「とにかく記録する」、というのが私の今年のテーマ。スケジュール帳というよりメモ、日記として使いたいというのが一番の理由。


これがかなりいい感じである。とにかく何でも、
買ったもの、今度買おうと思うもの、食べておいしいと思ったもの、今度読みたい本、思ったこと、突然思い出したこととなどを記録できる。だったらメモ帳でいいだろうとも思ったが、「いつ」という「時」も後で振り返ると貴重な記録だと思う。その「いつ」の1日のスペースもちょうどいい感じ。
お気に入りの万年筆も買ったし。

いつまで続くかわからないが今年1年、この手帳を使ってみようかと思う。

今年は中身だけ買った。2006年に買ったオレンジのカバーが残っていたから再利用。
キウイ色のグリーンが欲しかったが、レフィルで我慢。